何もない空虚

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ほうれんそう食えよ食え食え 

こんにちは、正午前、今日も関東の天気はよろしくないです。
最近は真面目なエントリーが多いこのブログですが、今日も真面目な話です。

ほうれんそうについて。

社会人であれば誰しも嫌というほど聞く言葉の一つに「ほうれんそう」が挙がると思います。
「報告・連絡・相談」の各頭文字を取って「ほうれんそう」と呼ばれていますが、この前「ほうれんそう」に関する興味深い話を耳にしました。

その内容というのは、『元々「ほうれんそう」は部下が意識すべき事柄ではなく、上司や先輩が意識すべき事柄であり、一般的に知られている意味合いは間違っている』ということ。

初めてこの話を聞いた時、結構ショックを受けました。
というのも、自分も例に漏れず「ほうれんそう」は会社内の下の立場の人が上の立場の人に行うこと、と信じきっていたからです。

自分が「ほうれんそう」という言葉を知ったきっかけは何だったかなと思い返すと、確か前の会社に所属していた時の新人研修の時間に、先輩から『「ほうれんそう」をしっかり行いなさい』と言われたことがきっかけだった記憶があります。
で、当時の自分はその言葉を鵜呑みにしてしまったのかなと…ちょっと情けないですね。

そもそも「ほうれんそう」という言葉はどうやって産まれたのか、調べてみました。
ウィキペディアの「報・連・相」の項目によると、

「1982年に山種証券社長の山崎富治が社内キャンペーンではじめたのが起源で、著書『ほうれんそうが会社を強くする』がベストセラーとなり広まった。」

とのことで、かなり歴史のある言葉であることがわかります。
で、「ほうれんそうが会社を強くする」という本を読んでみたいなーと思ったんですが、既に絶版でAmazonで6000円を超えるという…流石に買えないっす。

ただまぁこれほど有名な言葉である以上、ネット上にもかなり情報がありました。

まず、ウィキペディアの誤解と原義の欄には以下のように記載されています。

現在報連相は、部下が上司に気遣いするビジネスマナーとして解釈されており、上項のように社員の自主性や成長を損なうという批判もある。 しかし、提唱者の山崎氏の著書では、管理職が「イヤな情報、喜ばしくないデータ」を遠ざけず、問題点を積極的に改善していくことで、末端社員の意見や提案が伝わる「風通しの良い会社」をつくる手段として報連相を勧めており、部下の努力目標ではないという。

「部下の努力目標ではない」と書かれているので、この時点で上司や先輩が部下に対して「ほうれんそうを徹底しろ!意識しろ!」と言うことは間違っているということがわかります。

加えて、『管理職が「イヤな情報、喜ばしくないデータ」を遠ざけず、問題点を積極的に改善していくことで、末端社員の意見や提案が伝わる「風通しの良い会社」をつくる手段』と書かれていますので、「ほうれんそう」とは管理職が意識すべき手段だと言うこともわかります。

で、それを踏まえた上で以下のような記事がゴロゴロ見つかりました。
一応全て目を通しましたが、下記のリンク先の記事はぶっちゃけ読まない方が良いです。

報連相(ほうれんそう)ができない人必見 今日からできる報連相のポイント
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)の基本
新入社員お悩み相談所 実務編1 やってる!? 報・連・相!
ビジネスマン必須! 報・連・相の重要性 報・連・相とは?
【報連相のススメ】報告・連絡・相談の違いの分かりやすい解説
報告・連絡・相談
報連相(ホウレンソウ)の方法と重要性
これであなたも報連相マスター!5分で分かるコツとポイント
きちんと理解しておきたい報連相の重要性とポイントまとめ

LIGほどのメディアでさえ、平然と誤用を正しいと認識している事実は衝撃的でした。

逆に正しい意味で「ほうれんそう」について書かれている記事を探してみると、本当に少なかったです。
そんな中、ウィキペディアにリンクが貼られている記事がわかりやすく説明されていました。

多分、報・連・相の意味は間違って伝えられてるよ

こちらの記事はぜひ読んで頂きたいです。

管理職が嫌な報告・連絡・相談に背を向けず、しっかりと対応し改善していくことで、風通しが良い会社を形成していくための手段として「ほうれんそう」という言葉が作られたことがよくわかりました。

確かに「ほうれんそうをしっかりしろ!!」と強く言ってくる上司や先輩に対して、ネガティブな報告や連絡、相談をしたいかと聞かれたらなかなかうなずけないよなーと。
そんな人間がいる会社が風通しが良いと言えるかと聞かれると、もう答えるまでもないですよね。

会社の風通しを良くしようと考え、「ほうれんそう」という言葉が提唱されたはずなのに、誤った意味合いでの「ほうれんそう」を強要されることによって、会社の風通しが悪くなっているであろう現代社会は、何とも皮肉だなぁと。
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